私はクレーム処理という仕事が非常に苦手でした。


クレームと言ってもその種類は様々ですし、業種によっては対応が大変なものもたくさんあるかと思います。

「今日こそクレームが来るんじゃないだろうか・・。」

過去に受けたやっかいなクレームは私の中でいつの間にかトラウマとなっており、またクレームが来るかもしれないと怯えて仕事に行くようになっていました。

もちろん仕事ですから、クレームであれ何であれ本来ならばきちんとやらなくてはいけないことはわかっています。
しかし、それでもやはり嫌なものは嫌なんですよね。
嫌というより、怖いのですね。

ビクビク怯えているものですから、相手にもそういった感情が伝わってしまっていたのだと思います。

しかし私はいつしか思うようになりました。

私が怯えていると、事態はますます私にとって辛く苦しいものになるのでは。
私が怖がっていると、結局いつまでも怖いままなのでは。

つまりこの先もずっと、ビクビクし続けるのでは。

お客様も別に怖がらせようと思って怒っているのではないはずです。
(中にはハッタリきかせてくる方もいらっしゃいましたが。)

本当に困っているから、何とかしてほしいからゴリ押ししてくるのかもしれません。
(というかほとんどのお客様がそうであるはず。)

お客様の話をよく聞いて、できるものはできないと、ハッキリ言うようにしよう。
(・・当たり前と言われそうですが、私にはとてもハードルの高いことでした。)

これができなかったから、いつも電話を保留にして周りの先輩に助けを求めるハメになっていたのです。

その度に私のクレームに対する恐怖心は増大し、周囲の先輩方にも迷惑をかけ、仕事がどんどん辛く苦しいと思うようになってしまっていたのです。


私には、潜在意識という強い味方がついている。


「私はこれ以上クレームでビクビクしたくない。だからもう怖がらないできちんと処理できるように、何とかしておいてください。」


気休めに聞こえるかもしれませんが、心の中で潜在意識に丸投げ(お願い)していた時期もありました。


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その結果・・


潜在意識が何とかしてくれたのか、それとも単に慣れたのかはわかりません。

しばらくして、私は以前ほどクレームに恐怖心を抱かなくなっていました。

電話口で罵倒されたり、暴言を吐かれたりしても、以前なら恐らく縮み上がっていたはずですが、何故かスルリと通り抜けていってしまう感覚を持つようになりました。

決して適当に聞いているとか適当に流しているわけではないのですが、以前ほど感情を大きく揺さぶられたり、それこそビクビクしたり怯えたりすることが少なくなったのです。

「てめぇコラ覚えてろよ!」と言われても、すぐに忘れてしまいそうな勢いです。
(それはそれで、どうかと思いますが。。)

これが”慣れ”ということならそれでも良いですし、潜在意識が私をそのようにさせてくれたのならそれでも良いのです。

どちらでも良いのです。

傲慢かもしれませんし思い上がりかもしれませんが、以前よりも少し強くなれた自分に心から感謝し、新たな自分を楽しんでみるのも良いかもしれません。

嫌なことや苦しいことから逃げたいと思うと、ますます辛くなります。
でも毅然と立ち向かうことを知れば、それら嫌なことや苦しいことは自分を成長させ、新たな局面へと導いてくれるのかもしれません。